【能登LSA4期|最終発表レポート】ここからはじまる「能登 × わたし」

2026.02.28

  • お知らせ
  • レポート記事
【能登LSA4期|最終発表レポート】ここからはじまる「能登 × わたし」

2025年10月、「復興」を新たなテーマに再スタートした能登復興LSA。ついに2026年1月18日、最終発表を迎えました。能登町出身者、能登町で活動する学生、社会人など、さまざまな立場から能登町に関わってきた受講生と聴講生たち。この日のゴールは「ビジネスプランの完成」ではありません。約4か月間、自分自身と向き合い、「能登町×自分のやりたいこと」を探り続けてきた、その想いを言葉にし、次なるアクションにつなげるための通過点です。

講座概要

日時: 2026年1月18日(日) 9:00-14:00
場所:: 能登町(能登町役場 2階ホール)
内容:受講生のプラン発表、豪華ゲストによるトークセッション
講師:岩佐 大輝氏(株式会社GRA 代表取締役CEO)、島田 由香氏(株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役)

18名の発表|自分らしい等身大の言葉で

9時15分、開会の挨拶とゲスト紹介を終え、まずはアイスブレイク。「能登町の好きなところを言って、ハイタッチ!」というシンプルなルールで、少し緊張気味だった会場の空気が一気にほぐれました。

△能登町役場 復興推進課 村木課長による挨拶と「復興推進!」の掛け声で気合いを入れます

そして、始まった受講生のプラン発表。オンライン参加の4名を含む計18名が、それぞれ3分間のピッチを行いました。発表は3~4名ずつのセクションに分けて実施し、各セクションの終わりにゲストから丁寧なフィードバックが届けられます。

今回の発表で特徴的だったのは、どの発表も「自分との対話」から生まれた言葉であったこと。今回の発表は、ビジネスというよりも、プロジェクトとして未来に向けたプレゼン。等身大の自分と能登への想いを、素直にありのままで語ってくれました。ゲストからは一人ひとりに向けた真剣なフィードバックがあり、「もうあとはやるだけ!」という力強いエールがおくられました。

ー受講生発表内容ー

  1. 濵口 眞帆: イメージを観光で解決する「能登でアオハルしてみんけ!」
  2. 安井 香央里:能登過疎化と復興をアートとイノベーションで解決する「能登インキュベーション PRJ」
  3. 高山 康生:地域資源の埋没を革で解決する〜能登レザー〜
  4. 大形 航:法律家としての能登復興支援
  5. 茶山 祐匡:能登町の方々が安心し、希望をもって過ごせるように活動する「能登町のつなぎ人」
  6. 杉原 巧真:能登Vlogプロジェクト
  7. 財津 顕:被災された方々の「日常」と「つながり」を応援する
  8. 岩野 奈央:能登町×大学生×ラジオ――能登の魅力をゆるく発信――
  9. 八田 庸佑:「熱い想い」が見つけられたら!
  10. 吉武 恵美子:観光客減少を「美食と文化の里山」紹介で解決する「能登は遠ても1時間✈」
  11. 佐野 広治:能登の生命力と復興の志で都会の”生”の希薄さを解決する 旅「能登アイデンティティ・ジャーニー」
  12. 嶋垣 哲也:能登の人を増やすために「復興インフラ勉強会」始動プロジェクト
  13. 仙田 清隆:能登の今・未来へ「能登復興・絵本プロジェクト」
  14. 坂下 南:のとの人魚
  15. 内古閑 千恵子:客観的な視点から懸念を「確信」に変える。能登若者挑戦を支える伴走支援「能登・次世代チャレンジャー・サポーター」
  16. 佐藤 亮太:能登〇〇オーナー制度——能登の伝統と文化を未来へ繋げ!——
  17. 佐々木 心音:あばれ祭大解剖!——祭り関係者の想いや意図を可視化する——
  18. 杉林 拓望:都市の「魚離れ」を能登の魚で解決する「NOTO FISH LAB.」

ゲストトークセッション|岩佐大輝氏・島田由香氏

全員が発表が終わった後は、少し長めの休憩時間です。この日は、ちょうどのと寒ぶりまつりと重なっていた日。せっかくなら味わってもらおうと、ゲストとともに祭り会場へ繰り出します。町には、活気あふれる光景が広がっていました。

休憩を終えた後は、ゲストトークセッションです。
トークセッションでは、震災から2年を経た能登町の現在地を振り返りながら、地域で何かコトを起こすとはどういうことなのかという問いから深まっていきました。

寒ぶりまつりの賑わいを例に、外部環境のせいにせず地域の可能性に目を向ける視点をはじめ、岩佐さんは「地域に迎合する必要はない。あなたがオリジナルだから意味がある。」と、地域へのリスペクトを持ちながらも“オリジナルであること”が大切だと語ります。

また、島田さんは、「悩みは望みの裏返し。ネガティブな感情を否定せず、その奥にある『望み』に意識を向けると、行動と未来が変わる」と、行動することへのエールをおくってくれました。

△トークセッションでは受講生たちからも質問が飛び交った

トークセッションでは、自らの力で新しい道を切り拓こうとするフロンティア精神という言葉に象徴されるように、一人ひとりが主体的に未来を切り拓く姿勢が示されたような時間となりました。

修了式|それぞれの「はじまり」

こうして、4か月間の歩みを締めくくった受講生と聴講生たち。
例年なら、ビジネスプランの審査を行うところですが、今回は、復興プロジェクトということで、ゲストのお二人が特に心に響いたプロジェクトとして選ぶ「ゲストセレクション賞」を設け、次の2名が選出されました。

▽「マーメイドイン能登賞」:坂下南さん

▽「甘酸っぱい賞」:佐野幸二さん

そして、最後に事務局より、また能登町で会おうという想いを込め、修了証として受講生へ木札をお渡し。代表して、聴講生の(平躰友行さん・鴻章子さん)からの感想共有いただきました。もしかしたら、2人の存在は誰よりも私たちに勇気を刺激を与えてくれていた存在かもしれません。

アカデミーは、ここで一旦一区切りとなりますが、ここからがはじまりです。ゲストのお二人から届いたメッセージの通り、「あとはやるだけ」。能登から灯された小さくとも確かな炎が、これからどう広がっていくのか。シラタマワークは引き続き、その歩みを応援し続けます。
ぜひこれを読んでくださっているみなさまにも、見守っていただければ幸いです。

関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました!