2026.08.12
8月6日、能登ローカルシフトアカデミー2026の開講記念イベントを東京・大手町で開催しました。今回のテーマは、「自分で決める、生き方・働き方・暮らし方」。ゲストは、ANAホールディングスで新規事業や二地域居住の推進に携わる津田佳明さんと、能登で漁師、事業、子どもたちとの活動など、いくつもの仕事に取り組むKGLu 代表の小川勝則さん。働き方もキャリアも異なる二人の話から、「効率よく生きること」や「自分のやりたいことを選ぶこと」について考えました。
日時:2026年8月6日(木)
会場:3×3 Lab Future(東京・大手町)
主催:能登町
運営:一般社団法人シラタマワーク
当日は、ゲストの話を聞くだけではなく、途中で参加者同士が感じたことを共有し、そこから生まれた問いをゲストに投げかけながらトークが進みました。

実は、津田さんと小川さんが出会ったのも、予定されていたものではありませんでした。
今年5月、二地域居住の取り組みで石川県を訪れていた津田さん。当初は能登町へ行く予定はありませんでしたが、知人から「近くまで来るならおいでよ」と声をかけられ、足を延ばした先で小川さんと出会います。数時間を一緒に過ごしたことをきっかけに、今回、二人は東京で同じ壇上に立つことになりました。

そんな二人にまず聞いてみたのが、「なぜ、そんなに効率を求めない働き方をしているんですか?」ということ。
津田さんから出てきたのは、「効率化する前に、そもそもそれは本当にやらなければならないのかを考えてみる」ということでした。「やるべきことを全部並べて、どう早く終わらせるかを考える。でも、その中には、自分がやらなきゃいけないと思い込んでいるだけのものもあるかもしれない」と津田さん。
一方、小川さんは、「とにかく、やりたいことをやる」と話します。「効率がいいか、きれいな計画になっているかより、自分がやりたいと思ったことに動いてみることを自分は大事にしている」と。そんな小川さんの周りには、小川さんの得意・不得意を補ってくれる仲間がいて、だからこそ成り立っているのだとも話してくれました。
「自分で決める」ということは、何か大きな人生の決断だけではなく、自分は何をするのか、何をしないのかを選ぶことでもあるのかもしれません。
この日、小川さんから何度も出てきたのが、「いのちの炎を燃やす」という言葉でした。
小川さんが目指しているのは、能登町に住んでいるかどうかにかかわらず、友人や仲間として「ともに能登でをに暮らす」人たちと、これからの暮らしをつくっていくこと。そのために、自分自身もやりたいことに挑戦し続けたいと語ります。

その言葉を受け、「いのちを燃やすという言葉が心に刺さった」や「やりたいことはあるのに一歩踏み出すのが怖い気持ちもある」と、正直に声にしてくれた参加者も。
そんな声を受け、小川さんが伝えたのは、「一回、能登で俺たちと一緒に一週間ぐらい暮らそうよ」という力強い誘い。そして津田さんは、迷ったときは「最悪の場合、何が起きるだろう?」と考えてるという選択肢を差し出してくれました。

イベントの最後、話題は再び「効率」の話に戻ります。
津田さんは、「経路検索をすれば、目的地までの最短ルートがすぐにわかる。AIも、より合理的な最適解を示してくれるようになりました。でも、予定になかった場所へ寄り道したり、知らない地域を訪ねたり、そこで誰かに出会ったりする。一見すると効率的ではない時間のほうが、人生の幸福度を高めることもあるのではないか」と話します。

振り返れば、津田さんと小川さんの出会いも、予定になかった能登町への寄り道から始まりました。
何をするか。何をしないか。
どこへ行き、誰と過ごすか。
正解を誰かに教えてもらうのではなく、自分で選び、その選択を自分の人生にしていく。
この日の対話は、参加者それぞれが「これから、自分はどう生きたいんだろう」と、自分自身に問い返す時間となりました。
津田さん、小川さん、貴重なお話をありがとうございました!
能登ローカルシフトアカデミー2026は、現在5期生のエントリー受付中です。
締め切りは、8月17日(月)23:59まで。
少しでも気になっている方は、まずエントリーフォームからあなたの抱えている想いを聞かせてください。
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